
水戸市から千葉市へ移動する途中、新宿で映画「ミステリアス・スキン」を見てきました。
幼少期に大人の男性から性的虐待を受けた二人の青年の物語です。2004年の作品ですが、日本での公開は今回が初めてとのことです。
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ネタバレ有りです。とても重いテーマを扱った繊細な作品ですので、この映画を見ようかと思う方は、変な予備知識を付けないようこの先は読まない方がいいと思います。
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この映画は、少年野球の男性コーチから性的虐待を受けた二人の少年が、成長した後も心の整理ができないまま苦しみを抱え続ける姿が描かれます。
青年の一人、ニールは、性的虐待だったと気付いていつつも、「自分だけが特別にコーチから愛された」、「あれは本物の愛だった」という感情を拭いきれず、町の年上男性に性的なサービスをして金を稼ぐ荒んだ日々をおくっています。
もう一人の青年、ブライアンは、「あの時」の記憶を一切失っていますが、毎夜のように悪夢を見ては苦しんでいます。
そして二人が再会し、ニールがブライアンに対し、「あの時にあったこと」を包み隠さずに伝えます。そして二人の青年は、自分たちが心に深い傷を負いながらも、長年にわたって感情を抑圧して生きてきたことに気付き、深い悲しみを共有します。
言葉には出来ない悲しさを感じました。天童荒太の「永遠の仔」を読んだ時のような、「なんて悲しい話なんだろう」という気持ちになりました。
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予告編です。

入場者特典のポストカード。成長したニールは、男性の私から見てもセクシーで美しい青年でした。
(備忘)
新宿シネマカリテのC-10席で見ました。シネマカリテはこの席がベストだと思います。