
映画「ブラックドッグ」を見てきました。
中国のゴビ砂漠に近い村が舞台です。
主人公は殺人によって服役し、仮釈放になって村に戻ってきた30代そこそこの男性です。
村の人たちは彼を受け入れ、仕事の世話などをしますが、彼は疎外感を感じているのか、幼馴染みにも心を開かず、コミュニティから離れて自ら孤立しようとします。
そんな中、村では野犬の増加が問題となっていました。
主人公の彼は、多少の経緯を経て、野犬の群れに入らずに単独で生きる一匹の黒い犬から懐かれ、彼もその黒犬には唯一心を許し、行動を共にするようになります。
そんな話です。
この映画のキャッチは、「ふたりぼっちの、野良犬だった」ですが、それでこの映画の世界観を全て言い尽くせていると思います。
ストーリーらしいストーリーはなく、映像美や世界観で見せ、主人公の殺伐とした人生観を感じさせる映画です。
自らコミュニティから離れ、孤独に生きる一人と一匹。その乾いた心情と、荒涼としたゴビ砂漠の映像が調和しており、とても美しい印象深い作品だなと思いました。
(備忘)
新宿シネマカリテのスクリーン1,C-10席で見ました。この映画館はこの席がベストです。