
映画「バイオレント・ネイチャー」を見てきました。
森の奥のキャンプ場を訪れた若い男女たちが、正体不明の殺人鬼により次々と殺害されるという、「13日の金曜日」そのまんまのホラーでした。
この映画が「13金」と違うのは、「襲われる側の視点」ではなく「襲う側の視点」で描かれていることです。例えば、主人公の殺人鬼が、標的の若者を物色して森の中を歩いていく映像が延々と続きます。
それがもし、「若い男女を恐怖の極限まで追い詰め、残虐に殺しまくる」ことで、観客がある種のカタルシスを感じてスッキリするものであったならば、とても素敵な作品だったのでしょうが、残念ながらそこまでには至らず、単に被害者が殺害されるシーンが殺人鬼側から映されているだけでした。
というわけで、何がやりたいのかいまいちよく分からない映画でした。
ミニシアター系のホラーには、カルト的な魅力を期待するのですが、意外と当たりが少ない気がしています。
(余談)
映画が終わった直後、カップルで見に来ていた男性が、「ひど!くそつまらない!」と周囲に聞こえる声で言っていました。
私もつまらない映画だと思いましたが、ポジティブな感想ならともかく、ネガティブな感想を聞かされるのはいい気分ではなく、他の観客に対して無神経すぎると思いました。
2時間近くかけて映画を見ていれば、総じてつまらなくても、例えばこの映画ならヨガっぽい残虐な殺害シーンなど、ちょっと光っているところもありますし、言葉にならない様々なことを感じています。
それを全て無にしてしまうような発言。つまらない映画でしたが、その男性の発言で更につまらない気分になってしまいました。
(備忘)
新宿シネマカリテのスクリーン2,D列で見ました。スクリーンとの距離はちょうど良かったです。