
千葉市から水戸市への移動中、新宿まで足を延ばして「視える」を見てきました。
*たぶんネタバレは無いと思いますが、個人的な感想を書いていますので未見の方は注意してください。
古い屋敷に引っ越して来た精神科の医師と妻。ある夜、夫が夜勤で不在の晩に、妻が何者かに惨殺されてしまいます。
殺害された妻には双子の妹がいます(ポスターの銀髪の女性です)。
妹は、事件から約1年後、姉の死の真相を突き止めるため、姉の夫が新しい恋人と住んでいるその屋敷を訪れる・・。
そんな話です。
この映画は、ポスターに「ゴシック・超常サスペンスホラー」と書かれていますが、まさにその通りでした。
舞台となる屋敷は、中世の建築を想起させる幾何学的なデザインで、内部も暗くて「いかにも出そう」な雰囲気があります。
また、双子の妹は盲目なのですが、指輪など死んだ人が身に付けていた物に触れることで、その人が生前に見た光景を「視る」ことができます。銀髪もどこか神秘的ですね。
そして妹が屋敷に持ち込む大きな木製の人形↓。禍々し過ぎるのですが、「なんで人の家を訪れるのにこんな物を持って来るの?」と、しばらく「???」感に包まれました。

もちろんそれもしっかりとした意味があって、この映画では心霊現象などで観客をジワリジワリと怖がらせながら、いくつもの伏線をかなり丁寧に回収していきます。
そんな感じです。ここに書いた以外にも光るところが幾つもありましたが、ネタバレになるので書かないでおきます。
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一方で、ストーリーにちょっと残念な部分もありました。発端となった姉の殺害ですが、「え?その程度の理由で人を殺しちゃうの?」みたいな。もうちょっと納得感のある動機に出来なかったのかな、と思いました。
そしてラスト。伏線を効果的に回収していると思いつつも、ギャグ漫画のオチのようで、思わず吹き出しそうになりました。「もしかして笑わせに来てる?」と混乱しました。
というわけで、細かな部分までとても丁寧に作られているのが分かりますし、光るところが沢山あるのですが、一方でちょっと勿体無い感じも残りました。
(備忘)
シネマート新宿のスクリーン1、I列で見ました。スクリーンからの距離はちょうどいいのですが、前の人の頭が少し邪魔に感じることもあるので、予約時の座席選びには注意が必要です。