
昨日、神保町で「あゝ声なき友」を見た後、新宿に移動し「ソドムの市」を見てきました。
ピエル・パオロ・パゾリーニ監督による1976年の映画です。
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舞台は、第二次大戦末期、ムッソリーニを元首として建国された、イタリア社会共和国(サロ共和国)です。
4人の60歳前後と思われる男性が登場します。彼らは、大統領、大司教、最高判事、公爵と、各界の最高位であり、権力の象徴的な存在です。
彼らは、軍を使って数十人の若く美しい男女を捕らえ、自分たちが過ごす屋敷に収容します。その目的は、若者たちを快楽の道具とするためです。
捕らえられた若い男女は、全裸にされ、日々、4人の性的興奮の赴くままに、暴力を振るわれ、肛門性交を強要され、人糞を食べさせられます。
そんな話です。
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パゾリーニ監督は、おそらく支配する者とされる者という社会の構図を、自身の芸術観で彩り、究極的に醜悪に描いたものと思われます。
ですが、なんというか、そのようなメッセージとはいえ、いくら映画でも超えちゃいけない一線を越えている印象でした。
私は、学生時代に江戸川乱歩や谷崎潤一郎の猟奇的、変態的な小説を好み、先日の「時計じかけのオレンジ」もそうですが、残虐趣味の映画もよく見てきました。
この映画も、そんな自分の趣味を満たすために見たわけですが、出演している若い役者たちは、十代後半から二十代そこそこに見えます。
彼ら彼女らの体に、中年を超えた男性が欲望のままにむしゃぶりつき、乱暴に全身(特に性器)をまさぐる。いくら映画の役柄とはいえ、その撮影自体が性加害の現場であったのではないか?という危惧を覚えました。
まあ、その手の映画を好んで見てきた私ですし、これからも見続けるでしょうから、どの口がそんなことを言うのかと自分でも思いますが・・。
強烈な映画でした。

首輪を繋がれ四つ脚にされる男女たち。

大便を食わされる娘。

残虐に殺される青年。

それらを嬉々として楽しむ権力者たち。
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ちなみにパゾリーニ監督は、この映画の完成後に殺害されています。遺体は激しく損傷していたそうです。
この映画が関係しているのかどうかは分かりませんし、諸説あるようですが、事件の真相は現在も不明のままとのことです。
(メモ)
シネマート新宿のスクリーン1、H列で見ました。前の人の頭がスクリーンに被りそうで被らない、微妙な感じでした。
ちなみに、このような変態趣味を好む人が多いのか、ほぼ満席状態でした。