「羅生門」

黒澤明監督の「羅生門」を見ました。

盗賊が山中で武士夫婦を襲い、夫を殺害し、妻を強姦します。しかし、捕らえられた盗賊の証言と、妻の証言が全く異なり、更には・・、という話です。

ネタバレになるのであまり書きませんが、人間のエゴや臆病さを描いたショッキングな作品だなと思いました。ストーリーが重厚で、墨汁で着色したようなコントラストの強いモノクロ映像も美しく、間違い無く傑作だと思います。

芥川龍之介の原作は、学生の頃に読んでそれこそ「何が何だか分からぬ」と感じましたが、この映画では証言が追加され、大衆向けに分かりやすくなっています。

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