約15年前にビデオで「飢餓海峡」を見て以来、左幸子のファンです。今回、増村保造監督の「暖流」を見ました。
この作品は、病院を舞台に男女の三角関係が描かれますが、登場人物がいずれも癖があり、主人公以外はまともな人間がいないのが特徴です。
特に左幸子演じる看護婦は、主人公に一方的な愛情を寄せるものの、思い込みが強すぎて狂気じみていてどこか怖いです。
原作はおそらく普通の小説と思われますが、増村監督はストーカーやサイコパスを扱ったホラー作品のような風味に仕上げています。
左幸子の「二号でも妾でもいいわ!私は待っている!」は名言ですね。危ない女を演じているとはいえ、若くて生き生きとした左幸子はやはり美しいと思うのでした😆