フレックスを使って会社を早めに引き上げ、市川妙典のイオンシネマで「偶然と想像」を見てきました。
「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督の作品です。評判がとても良いので以前から見たいと思っていました。
全三話からなる短編集。それぞれの話は出演者も内容も違いますが、登場人物二人の会話劇であるという点が共通しています。
二人の関係を軸に、延々と会話が続きます。淡々とした静かな会話ですが、人間の愛憎や性、疎外感、人生に対する後悔といった、抑圧されていた感情や思いが暴かれ、そして吐き出されていきます。
とても緊張感があって引き込まれますが・・、正直なところ、私には難解で理解しきれませんでした。私はシンプル過ぎるのかもしれません。
「ドライブ・マイ・カー」の時も思いましたが、文学的ですね。でも私にとっては「ドライブ・マイ・カー」の方が分かりやすかったかな。
ちなみに平日の夜の回だからか、観客が私一人だけ。完全に貸し切り状態でした。
私の他には観客は誰もいませんでした。