行人日記@はてな

昼の休みに今日見る雲も 頼りない雲 流れ雲

「巴里の屋根の下」「ル・ミリオン」「自由を我等に」

池袋の新文芸坐でルネ・クレール監督の映画を見てきました。「巴里の屋根の下」「ル・ミリオン」「自由を我等に」の3本です。

「巴里の屋根の下」は、登場人物たちの恋愛劇を中心に、戦前のパリで暮らす人々の姿が生き生きと描かれています。主題歌も良かったし、とてもいい映画だと思いました。

「ル・ミリオン」と「自由を我等に」は、コメディというか、ドタバタ・ギャグですね。「主人公が何かをやろうとすると必ず邪魔が入ってうまくいかない」というドリフっぽい展開が延々と繰り返され、正直見ていて少し疲れてしまいました😅

ちなみに、「自由を我等に」はチャップリンの「モダン・タイムス」に影響を与えていると言われますが、こうして見ると「モダン・タイムス」は明らかにパクリですね。ルネ・クレール監督が許しているそうなので問題は無いのでしょうが。

映画としての完成度は「モダン・タイムス」の方が圧倒的に高いと思います。


「巴里の屋根の下」。主題歌がいいですね。


池袋の新文芸坐。名画座がパチンコ屋と同じビルに同居しているのがいかにも東京ならではの猥雑さ。近くには風俗店も多いですし。


新文芸坐に展示されていたポスター。「巴里祭」も見たかったです。


終わりが22時近くだったので、朝まで漫画喫茶で過ごします。

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