「オテサーネク 妄想の子供」を見ました。
不妊に悩み精神的に追い詰められた女性が、人の形をした切り株を我が子と信じ込んで育て始めるところから、物語が始まります。
全編を通じて生理的な嫌悪感を強調した演出がなされています。特に食事の映像が汚い、気持ち悪い。オテサーネク(切り株に付けた名前)も不気味というか気持ち悪い。オテサーネクを溺愛する母親の言動も、ムカムカするばかりで感情移入など出来ません。
どう受け止めれば良いか分からない作品ですが、視聴後にヤン・シュヴァンクマイエルについてネットで調べて、なんとなく納得しました。
ストーリーは比較的シンプルに、生命や食、性について、独自の価値観に基づきあえてどぎつい映像世界を展開させているようですね。