引っ越しの後、フォーラム福島で話題の「ドライブ・マイ・カー」を見てきました。
愛する妻を亡くした主人公が、長い時間を掛けて心の整理を付ける話です。
自分の感情を受け止め、頭で(理屈で)整理したつもりでいたものの、自身の内面の深いところでの誤魔化しに気付き、そしてようやく解放される。
劇中劇の「ワーニャ伯父さん」に重ねた、「残された者は苦しみながらも生きるしかない」というメッセージが印象的でした。
私は大切な人を亡くした経験がないので、今ひとつ共感し切れないし、主人公のような複雑な内面を抱えたこともないと思います。
でもとてもいい映画でした。傑作だと思います。
(追記)
韓国手話で演技をするパク・ユリムがとても美しかったです。