行人日記@はてな

昼の休みに今日見る雲も 頼りない雲 流れ雲

ワーニャ伯父さん

昨日私が感銘を受けたと書いた、「ドライブ・マイ・カー」の劇中劇「ワーニャ伯父さん」の終盤のソーニャの台詞が、Wikipediaに書かれていました。

「仕方ないわ。生きていかなくちゃ…。長い長い昼と夜をどこまでも生きていきましょう。そしていつかその時が来たら、おとなしく死んでいきましょう。あちらの世界に行ったら、苦しかったこと、泣いたこと、つらかったことを神様に申し上げましょう。そうしたら神様はわたしたちを憐れんで下さって、その時こそ明るく、美しい暮らしができるんだわ。そしてわたしたち、ほっと一息つけるのよ。わたし、信じてるの。おじさん、泣いてるのね。でももう少しよ。わたしたち一息つけるんだわ…」

無いと分かっている希望に思いを託し、そうやって諦め耐えながら、最後まで生を全うしましょうと。胸を打つ台詞ですね。

いずれ読んでみたいと思います。