シネマート新宿で「ヘル・レイザー」を見てきました。4Kデジタルリマスター版です。
私が中学生になった1987年に公開された映画で、当時興味があって原作の「魔道士」を読んだものの、映画は見ず仕舞いでした。
あらすじは、開ければ究極の快楽が得られるというからくり箱。フランクは南米(アジア?)でその箱を手に入れ、開けてしまう。すると魔道士たちが現れ、彼の肉体は切り刻まれ、その魂は、究極の快楽、すなわち永遠に続く苦しみという牢獄に閉じ込められる・・そんな話です。
率直に楽しいと思いました。
全般的にB級っぽい感じですが、地獄の扉を開ける鍵である妖しげなからくり箱。顔中に釘が打たれているなど、見ているこちらが痛くなる形相の魔道士たち。永遠の苦痛こそが人によっては快楽の源だとする、説得力があるような無いような倒錯した変態的な設定。作品世界に魅力がありますね。
シネマート新宿では2作目以降の作品もリバイバル上映するようです。とても気になりますね。
モンティ・パイソンのスペイン宗教裁判を彷彿させる魔道士たち。
ロビーに飾られていたヘル・メット。作品に対する愛を感じます。
夜の歌舞伎町。話題のトー横を眺めてみたい気がしましたが怖いのでやめました。
(追記)
シネマート新宿のスクリーン2は、とても狭くて学校の視聴覚室のようでした。席はD列かE列を選ぶのがいいですね。