三菱UFJ国際投信が、eMaxisシリーズをはじめとする同社の投資信託のベンチマークを、「配当込み指数」に変更するとのことです。
元々、eMaxis Slimシリーズの先進国株式と新興国株式が配当無し指数をベンチマークとしていたのに、同じマザーファンドを使っている全世界株式(オール・カントリー)が配当込み指数をベンチマークにしているなど、明らかにおかしな状態でした。
また、先進国株式や新興国株式は、実態は配当込み指数に連動するように運用されていましたので、基準価額がベンチマークから常に上振れしていました。このため「分配金を出しなさい」という金融庁の指導が入る隙を抱えている状態でした。
今回、これまでの誰が見てもおかしな状態が是正されるわけで、「もっと早くからそうしていれば良かったのに」と思わなくもありませんが、まあ良いことだと思います。