行人日記@はてな

昼の休みに今日見る雲も 頼りない雲 流れ雲

「泥の河」

宮本輝原作の「泥の河」を見ました。

終戦から10年が経った大阪の、川べりの貧しい町を舞台に、子供たちの交流とそれを見守る大人たちの心情がとても丁寧に描かれています。

生と死、そして生きるための大人たちの辛苦を、子供たちも身近に感じていた時代を描いた、稀に見る傑作だと思います。

田村高廣の優しい笑顔は、父親である「王将」や「無法松の一生」の阪東妻三郎を思い出させます。

f:id:wayfarer2:20210225205310j:plain:w400

f:id:wayfarer2:20210225205320j:plain:w400

f:id:wayfarer2:20210225205328j:plain:w400

filmarks.com