行人日記@はてな

昼の休みに今日見る雲も 頼りない雲 流れ雲

「彼女と彼」

左幸子主演の「彼女と彼」を見ました。

高度成長期を背景に、中流家庭が住むマンモス団地と、隣接するバタヤ部落の貧しい生活が対比的に描かれます。

団地の住人が部落に差別の目を向ける中、左幸子演じるエリートサラリーマンの妻は、夫が止めるのも聞かずに、何かを求めるかのように部落の男との交流を続ける・・、そんな話です。

この作品では、人の繋がりの希薄化や格差や排除など、高度成長に伴う社会の歪みを追及していますが、表現が非常に分かりづらく共感するには至りませんでした。

一方で、左幸子が見せる一つ一つの表情がとても新鮮で美しく、その魅力を堪能できる作品だと思いました。

追記;
左幸子演じる妻は、旦那の留守中に伊古奈さんを部屋に上げるなど、行動がよく分からなくて苦笑させられます。

伊古奈さんももう少し小綺麗で知的ならば、きっとこの映画の印象が大分変わったような気がします。「最高学府を出た」という割りには浮浪者にしか見えず、どうして左幸子が執心するのか理解できません。

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