「目ン無い千鳥」も聴いています。
こちらは古関裕而では無く古賀政男の作曲ですが、サトウハチローの歌詞がとても綺麗で大好きです。
映画「新妻鏡」の挿入歌ですが、主人公の盲目の花嫁を子供の遊びの「目ン無い千鳥」に喩えています。
目ン無い千鳥
作詞:サトウハチロー
作曲:古賀政男
目ン無い千鳥の高島田 見えぬ鏡にいたわしや
曇る今宵の金屏風 誰の咎やら罪じゃやら
千々に乱れる思い出は 過ぎし月日の糸車
廻す心の盃に 紅はさしても晴れぬ胸
雨の夜更けに弾く琴が 白い小指に染みてゆく
花が散る散る春が逝く 胸の扉がまた濡れる
目ン無い千鳥の寂しさは 切れてはかない琴の糸
春の盛りの若い葉に むせび泣くよなこぬか雨