音楽CDのリッピングを調子に乗って進めていたら、いつの間にかCドライブ(128GBのSSD)の容量が残り1GBを切っていました。
調べてみると、以下のデータが特に容量を食っていました。いずれもWindows10のユーザーフォルダに保存されています。
・iTunes ... iPhoneのIOSアップデートをiTunes経由で行った際のIOSデータ(約20GB)
・iTunes ... iPhoneのバックアップデータ(約22GB)
・リッピングしたmp3データ(約22GB)
iTunes&iPhoneのデータだけで40GB以上もディスクを使っていました。Windowsよりも存在感が大きいという・・。利用者に何も告げずにディスクをバカ食いするってどうなのかな、とAppleに対して少しモヤっとした気持ちになりました。
当初は標準搭載されているM.2の既存SSDを大容量のSSD製品に換装(取り替え)し、Cドライブの容量を増やそうかと思いました。しかし、既存SSDのクローン作成にどうしても自信が持てないため、空いている2.5インチのスロットにSSDを増設し、Cドライブから増設SSD(Dドライブ)にシンボリックリンクを張って凌ぐことにしました。
以降は作業の概要です。機種はレノボのThinkPad E480です。
まずは金属に触れて体の静電気を逃がします。静電気除去リストバンドがあれば良いのですが、千葉市の自宅から持ってくるのを忘れてしまいました。
起動時にF1を押下しBIOSを起動。内蔵バッテリーを無効化します。ちなみに画面の上のガムテープは内蔵カメラの目隠しです👀
アマゾンで買った分解工具(左)と500GBの2.5インチSSD(右下)。SSDはCrucialのCT500MX500SSD1です。アマゾンの初売りセールで5,980円でした。
分解工具に付属していたシール。工具の形っぽく見えますが、何に使うのか謎です。
精密ドライバーと分解工具で底面カバーを外したところ。左下が2.5インチの空きスロットで、ダミーのディスクが取り付けられていました。その上にはM.2の既存SSDが取り付けられています。
ダミーのディスクの底面には、放熱用と思われる銀色の紙が、ビニール袋に入れられてテープ止めされていました。「9.5MM」と記載があり、「9.5ミリ厚のディスクを取り付ける時はこれを使ってね」ということのように思えますが、ThinkPad E480はそもそも7ミリ厚のディスクしか取り付けられないので、意図がよく分かりませんでした。
外したダミーの代わりに500GBのSSDを取り付け。
底面カバーを元通りに取り付け、Windows10を起動。Administrator権限で「コンピューターの管理」を起動すると、増設したSSDが認識されています。パーティション方式をGPTに設定し、とりあえず200GBのパーティションを作成してフォーマット。
フォーマット完了。そのつもりは無かったのですが、自動的にBitLockerで暗号化されてしまいました・・。暗号化されてしまうと、例えばシステムが壊れた時に復元するのが大変です(というか復元出来ないかも)。
事前のCドライブの使用容量。上記のIOSデータ(約20GB)は削除済みです。
事後のCドライブの使用容量。増設SSD(Dドライブ)にシンボリックリンクを張り、iPhoneのバックアップデータとmp3データを移動させました。これだけ空いていればWindows11へのアップグレードも問題無さそうです。
(追記)
私は昔はパソヲタで、特に学生時代は「DOS/Vマガジン」や「日経バイト」などパソコン雑誌をいくつも購読し、必要不必要に関わらず沢山の情報をむさぼるように収集していました。
Macintoshの安売りで名を馳せた「ステップ」というパソコンショップでアルバイトをしていたこともあります。大学では電子通信を専攻し、UNIXやC/C++、IPネットワーク漬けの生活を送っていました。
この分野は苦手では無いつもりでしたが、それでも今は「M.2やSATA、GPTって何?🤔」という状態です。Windowsについても、私はWindowsNT4.0世代なので、昨今のWindowsはブラックボックス過ぎて分からな過ぎます。
今回の作業のために勉強して少しだけ追いつきましたが、自分の知識や感覚はとっくに古くなっているんだなと痛感しました。パソコンやOSも、そもそものところの思想が昔と違うような気がしています。
今となっては、技術的なことよりも温泉むすめを追ったりしている方が幸せです。
(おまけ)
底面カバーを外す際に、お亡くなりになったツメが3本😱