行人日記@はてな

昼の休みに今日見る雲も 頼りない雲 流れ雲

「ジュディ 虹の彼方に」

先の日曜、アマゾンのPrime Videoで「ジュディ 虹の彼方に」を見ました。ジュディ・ガーランドの伝記映画です。

ジュディ・ガーランドの映画は、MGMのミュージカル作品や「スタア誕生」を見ました。特に歌唱力が素晴らしい稀代のエンターテイナーだと思う一方で、険の強い神経質そうな顔つきで、どうにも親しみにくい印象を受けます。

「ザッツ・エンタテインメント」のデビュー間もない映像や、ミッキー・ルーニーと共演した映像など、十代の頃は本当に愛らしかったのに、一体どうしてそうなってしまったんだろう?とずっと気になっていていました。

アルコールや睡眠薬に依存していたとか、そういう話は昔からありましたが、最近では、MGMのアーサー・フリードから性被害を受けていたとか、十代の頃から覚醒剤を常用していたとか、そんな話も公に語られますね。

そういった彼女にまつわるエピソードが、どこまで真実なのだろうか?、また、まだ私が知らないことも描かれているかもしれないと思い、それでこの映画を見てみました。

しかし、映画ではその類のエピソードについては軽く匂わす程度で突き詰めておらず、なんにも分かりませんでした。ジュディ・ガーランドを、終始同情的な視点で描いただけの簡単なドラマでした。

まあ、おそらく醜悪な話は沢山あるのでしょうが、大スターとはいえ一人の女性ですから、あえて本人のプライベートを晒して貶めることはしないということなのかもしれませんね。

(だったら最初から製作しなければいいのにと思いますが。)

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