午前十時の映画祭で三船敏郎主演の「無法松の一生」を見てきました。
私はこの映画を高校生の頃にレンタルビデオで見て感動し、映画だけでは飽き足らず、岩下俊作の原作「富島松五郎伝」も読みました。思い出の作品です。
今回、4Kデジタルリマスター版が映画館で上映されるということで、折角なので見に行きましたが、先々週に見た阪東妻三郎版と比べると、本作は残念ながら見劣りするというのが正直な感想です。
三船敏郎は無法者、暴れ者といったキャラクターが似合い、祇園太鼓を打つ男らしい派手なシーンがよく嵌まる一方で、演技が単純であり、阪東妻三郎の無法松ような優しさや情の厚さを感じさせません。
阪妻版でカットを余儀なくされたシーンを三船版で見ながら、「阪妻はこのシーンをどのように演じたのだろう?」と、味わい深い阪妻の演技を思い浮かべながら、そんなことを考えていました。
映画の半券でUFOキャッチャーが1回出来るのですが、なんと一発で縫いぐるみをゲットすることが出来ました😳自分でもびっくり。