リバイバル上映されている「レッド・サン」を見てきました。
三船敏郎、チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロンの三大スターが共演した作品です。
物語は、開国後の江戸幕府がアメリカに使節団を派遣しますが、使節団が乗った汽車が強盗団に襲われ、天皇陛下から米国大統領への贈り物である純金で装飾された日本刀が奪われてしまいます。
使節団の一員が三船敏郎、強盗団の首領がチャールズ・ブロンソン、その相棒がアラン・ドロンですが、アラン・ドロンはチャールズ・ブロンソンを裏切り、金と日本刀を奪って逃げてしまいます。
というわけで金と日本刀を奪い返すため、アメリカの西部を舞台に、サムライ姿の三船敏郎と西部劇姿のチャールズ・ブロンソンというヘンテコなコンビが、何故かフランスのギャングっぽい姿のアラン・ドロンを追跡することとなります。
個性的で男っぽい3人が何しろ格好良く、映画館の大きなスクリーンで見られて良かったなと思いました。また、アメリカ西部の壮大な山岳地帯を、三船敏郎とチャールズ・ブロンソン、ウルスラ・アンドレスの3人が馬に乗って疾走するシーンが印象的でした。
ネタバレになるので書きませんが、ラストも粋でとても良かった。「なんてイカした終わり方なんだ!」と、「いいね」ボタンがあるならば連打したい思いでした。
無国籍アクションここに極まれりとばかりの荒唐無稽っぷりや、三船敏郎とチャールズ・ブロンソンの掛け合いが楽しい、難しいことを考えずに楽しめる娯楽作品でした。
(ギャラの関係か分かりませんが、アラン・ドロンの出番が少なめなのが残念でしたが・・)
(備忘)
シネマート新宿のスクリーン1のI列で見ました。スクリーンからの距離はちょうど良かったと思います。