柏市のキネマ旬報シアターで「太陽がいっぱい」を見てきました。
ビデオで数回見ていますし、実はBlu-rayも持っているのですが、映画館で、しかも4Kレストア版が上映されるというので見に行ってきました。
映画館で見て、本当に綺麗な映画だな・・と思いました。ギラつく太陽に照らされる地中海や、沿岸の漁村の町並みがとても美しい。
そしてこの映画では、当時24歳のアラン・ドロンが資産家の息子の殺害を目論む貧しい若者を演じているわけですが、野心が強く、良心など欠片も持っていなさそうなドロンの危険な雰囲気が、このピカレスク作品の主人公に本当によく似合っていると思いました。
美しい映像やアラン・ドロンの魅力、そしてニーノ・ロータの美しい音楽に魅了されました。
「お前は俺を殺す気なのか?」「ああ、もう計画は練ってある」という、冗談とも本気ともつかない船上でのやり取りが好きです。
JR柏駅西口にあるキネマ旬報シアター。入り口前の電柱の支線が邪魔過ぎますね。
キネマ旬報社の映画館だけあって、ロビーには昔のキネマ旬報や旧作映画のパンフなどが置かれています。
階段の壁には懐かしい作品のチラシが飾られています。映画ファン垂涎のスポットですね。
(追記)
キネマ旬報シアターでは上映作品のリクエストを募っていたので、「美しきセルジュ」と「旅情」を書いておきました。上映される日が来ると嬉しいですね。
(書き忘れたけど「太陽がいっぱい」と同じルネ・クレマン監督の「禁じられた遊び」も見たい・・)