行人日記@はてな

昼の休みに今日見る雲も 頼りない雲 流れ雲

「あゝプランタン無理もない」

藤山一郎と松田トシの「あゝプランタン無理もない」が好きでよく聴いています。

昭和の流行歌らしくないタイトルですが、作詞が型にはまらない自由人のサトウハチローと聞けばなんとなく納得します。また、「春(プランタン)は泣きたくなるような不安定な心情になるのも無理もない」という内容ですので、「確かに」と思わされます。


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松田トシの叙情的な歌声が素晴らしいですね。全体的に昭和28年の歌とは思えない現代的な感じがします。

今夜のような「春の夜」らしさを感じさせる歌ですね。

あゝプランタン無理もない
 
作詞:サトウハチロー
作曲:中田喜直
 
猫です 今夜もセレナーデ
春です ああ プランタン
無理もない
月です 眠くて おぼろです
影です 人です もつれます
ああ プランタン 無理もない
 
宵です 人待つバルコニィ
春です ああ プランタン 無理もない
ゆれます ほのかな 灯りです
まつ毛が ぬれます 吐息です
ああ プランタン 無理もない
 
もやです 悲しいスーベニア
春です ああ プランタン 無理もない
ひざです 千代紙 たたみます
泣きます 落ちます 涙です
ああ プランタン 無理もない
 
音です なやまし サキソフォーン
春です ああ プランタン 無理もない
じれます もだえて 哀れです
更けます 夜です 夜更けです
ああ プランタン 無理もない

ちなみにこちらのサイト↓では、この歌の世界を絵に表現していて面白いです。

nakaco.xii.jp