行人日記@はてな

昼の休みに今日見る雲も 頼りない雲 流れ雲

「すずめの戸締まり」

家族で「すずめの戸締まり」を見てきました。

楽しかったです。思春期の少女が困難に立ち向かいながら成長していく物語は鉄板ですね。涙腺が緩みます。「これはアクション映画?」と思うような、スピード感と映像の迫力も良かったです。

ただしストーリーと設定は、子供にも分かりやすい簡単なものでしたし、目新しさも特に感じませんでした。

また、主人公のすずめは、幼い頃に東日本大震災で母親を亡くし、とても深い悲しみを心に抱え込んでいます。この映画のクライマックスでは、子供の頃の自分と向き合うことで、押し殺してきた未整理の感情を客観視し、ようやく解放されます。

それがこの映画のテーマだと思いましたが、すずめのキャラは満たされた普通の女子学生のようで、心にこじれたものを抱え込んでいる様子はうかがえず、取って付けたエピソードのような違和感を感じました。

他にも「なぜすずめは出会ったばかりの草太に執着するのか?」「ダイジンは結局何をしたいのか?」など、描写が不足していると思われる部分がいくつもありました。

映画館で見ないと、アラが目立ってしまって大人は楽しめないかもしれません。


イオンモール幕張新都心のイオンシネマで見てきました。写真はイオンモール前に建設中のJR京葉線の幕張豊砂駅。3/18開業とのこと。もうすぐですね。

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