行人日記@はてな

昼の休みに今日見る雲も 頼りない雲 流れ雲

「エクソシスト3」

明日、長男と「エクソシスト 信じる者」を見る約束をしたので、予行演習?として家族で「エクソシスト3」を見ました。話が繋がっていないのは分かっていますが、なんとなく流れで・・。

「エクソシスト3」を見るのはたぶん3回目だと思います。とはいえ、物語の大筋は覚えているものの、細かいところは大分忘れていました。この映画は、評価が低い「エクソシスト2」を無かったことにして、「エクソシスト」の正統な続編として作られた作品です。

「エクソシスト」のようにショッキングな映像の連続ではなく、ストーリー展開や雰囲気でもって怖がらせるタイプの映画です。「エクソシスト」と同じようなホラーを求めている人にはおそらくもの足りないのだと思いますが、私は緊迫感や悪魔の底のない執念深さがジワジワと伝わってきて、とても怖い物語だと思いました。

主役は前作にも登場したキンダーマン警部で、本作ではジョージ・C・スコットが演じています。この映画はほとんど彼の独演です。当時63歳だった筈ですが、ジョージ・C・スコットはただそこにいるだけで重みがあり、看護婦や殺人犯の話を聞いているだけのシーンでも緊張感を感じさせます。別の俳優が演じていたらこの映画は成立しなかったかも、と思わせます。

人により評価が様々な映画のようですが、私はよく出来ていると思いました。

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