行人日記@はてな

昼の休みに今日見る雲も 頼りない雲 流れ雲

「愛と哀しみの果て」

池袋の新文芸坐で「愛と哀しみの果て」を見てきました。

アフリカを舞台とした大人の恋愛映画です。

私はこの映画のレンタル落ちDVDを持っているのですが、「あ、これは映画館で見ないと後悔するやつだ」と直感し、DVDは見ずに映画館で上映される機会をずっと待っていました。

(以前、「慕情」をDVDで見てしまって非常に後悔した苦い記憶があります)

今回、新文芸坐で上映されると知り、今日は有給休暇を取って見に行ってしまいました。

感想は、やっぱり映画館で見て正解でした。

この映画の原作はカレン・ブリクセンの「アフリカの日々」(Out of Africa)です。アフリカのケニアでコーヒー農園の経営に携わった彼女の自叙伝的な小説と言われます。

とはいえ、第一次世界大戦の戦線に食料を運んだり、ケニアの子供たちに欧州流の教育を施すなどして、当時支配的だった男性社会からも一目置かれるなどのエピソードは映画での脚色のようです。ロバート・レッドフォードが演じるデニスも理想的すぎて「ないよな」と思います。

そういったストーリーの陳腐さはあるものの、この映画で描かれた自然豊かな「アフリカ」という舞台にはとても惹かれました。欧米の社会から遠く離れた、ゆっくりとした原始的な時間の流れの中で描かれる恋愛劇。そして、この作品は全編にわたって、大草原や広大な山々の「緑」に包まれていました。

その壮大なスケール感を堪能することができて良かったと思います。


映画は16時過ぎからでしたが、せっかく休みを取ったので12時前には池袋に着いていました。アニメイトやK-BOOKSを見て時間を潰しました。


アニメイトに設置されていた「ぼっち・ざ・ろっく!」のパネル。アニメの絵もいいですが、私はこの原作の絵の方が好きです。店内には結束バンドの「星座になれたら」が流れていていい感じでした。


「僕の心のヤバイやつ」のコラボカフェもありました。ここで昼食を食べようかと思いましたが、既に「僕ヤバーガー」は売り切れとのことで断念しました🥺️

(備忘)
新文芸座では座席はI列でした。スクリーンから遠すぎもせず近すぎもせずでした。ちょうど良いのはH列かも。ちなみに座席が平坦なので、スクリーンを見上げる感じでした。

filmarks.com