今日は有給を取ったので、渋谷のBunkamuraで「ピクニック at ハンギング・ロック」を見てきました。
んー。ちょっと感想に困る映画でした。
舞台は1900年のオーストラリア。イギリス出身のお金持ちのお嬢さまたちが、女学校の寄宿舎で共同生活を送っています。
聖バレンタインの日、学校の行事で女学生たちは「ハンギング・ロック」と呼ばれる大昔の噴火でできた岩山までピクニックに出掛けます。
女学生たちのうち4人は、何かに惹き付けられたかのように岩山を登り始めます。そして、1人を除く3人と女教師の1人が、そのまま消えてしまいます・・。
そんな話です。
若く美しい女学生たちの絡みが、百合っぽくて素敵です。神秘でどこか不気味な岩山に、吸い込まれるように登っていく3人の姿はまるで白日夢のよう・・。
と、そこまでは良かったのですが、その後は行方不明になった女学生たちを捜索する警察、女学校、町の人々の話で、夢から現実に引き戻されるかのような展開でした。
美しい女学生たちの謎めいた幻想的な世界が、ずっと続いてくれたら良かったのにな、と思いました。
特典のポストカードが貰えました。
Bunkamuraには、「悪は存在しない」がヴェネツィア国際映画祭で受賞したトロフィー(本物)が展示されていました。
(備忘)
Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下7FのJ列の席で見ました。スクリーンがやや遠く感じました。H列ぐらいがちょうどよかったように思います。