今日は休暇を取ったので「きみの色」を見てきました。
垢抜けない少しぽっちゃりな高3の少女が主人公。彼女は人や生き物、時には音楽を「色」のイメージとして捉える不思議な感性を持っています。
そんな主人公の少女が、とても純粋な青色をイメージさせる同学年の少女、緑色をイメージさせる少年と出会い、バンドを組むこととなります。
思春期の少年少女らが、悩みや隠しごとを愚図愚図と抱え込んだり、一方でバンド活動を通じて、これまで関わらなかったタイプの相手と人間関係を育み、成長し、世界を広げていきます。
この映画では、そのような彼女ら彼の行動が、特にストーリー性を強調するわけでもなく、とても淡々と描かれています。ストーリー性があまり無いので物語として面白いという感じではありません。
ですが、思春期の愚図愚図とした面と、その一方で、悩みながらも未来に向けて歩いていく生命の力を感じさせる二面性を、慈しむような目線。そしてアニメの映像が作り出すとても優しい世界。
この映画は、ちょっとつかみどころが無く、ファンタジー的な印象もありましたが、作品の世界が好きだなと思いました。
(備忘)
イオンモール水戸内原のスクリーン2のH列で見ました。H列でも特に不満はありませんでしたが、I列が一番いいかなと思いました。