行人日記@はてな

昼の休みに今日見る雲も 頼りない雲 流れ雲

映画・演劇

「アルゴ探検隊の大冒険」

午前十時の映画祭で「アルゴ探検隊の大冒険」を見てきました。面白かったです。約100分の映画ですが、スクリーンに見入り続けました。ギリシャ神話を題材にした冒険ものは胸が躍ります。ギリシャ神話はあちこち矛盾があって破綻していますが、オリュンポスの…

「シャレード」

アマプラで「シャレード」を見ました。中高生の頃に一度見ていますが、内容はかなり忘れていました。サスペンスとしては物足りないですが、オードリー・ヘップバーンは30代半ばとはいえ(まだ)美しいし、スタンリー・ドーネン監督作品らしく凝った脚本と演…

「デモンズ2」

Amazonプライムで「デモンズ2」を見ました。思いの外面白かったです。前作と同様、ストーリーはあって無いようなものです。デモンズ(ゾンビみたいな悪魔)がテレビから出てきて、テレビを見ていた若い女性サリーがデモンズ化。サリーが吐き出した血は強烈な…

「君たちはどう生きるか」

子供たちと「君たちはどう生きるか」を見てきました。以下、ネタバレ沢山です。見終わった後、長女に「面白かった?」と聞くと「うん・・・?」と微妙な返事。長男はさっぱり理解できなかったようです。ジブリ映画ならではのファンタジー世界での少年の冒険…

「ウエスト・サイド・ストーリー」

妻と「ウエスト・サイド・ストーリー」の日本公演を見てきました。とても良かったです。 映画と違ってストーリーに時間を費やさず、マリア、トゥナイト、クール、アメリカと、名シーン、名ナンバーが次々と展開されます。 躍りは映画に比べればかなり抑え気…

「古都」

川端康成原作の映画「古都」を見てきました。 京都を舞台に、当時22歳の岩下志麻が赤ん坊の頃に生き別れになった双子の姉妹を一人二役で演じています。全く異なる境遇で育った姉妹の、とても哀しい残酷な運命を描いた作品でした。 京都に住む人々の生活や、…

「何という行き方!」

「何という行き方!」を見ました。 シャーリー・マクレーン演じる女性が、5人の男性と結婚するもののなぜか毎回死に別れてしまい、遺産ばかりが増えてしまうコメディです。 残念な夫たちを演じるのは、ディック・ヴァン・ダイク、ポール・ニューマン、ロバー…

「普通の人々」

「普通の人々」を見ました。愛する家族を事故で突然失ったら、喪失感や自責・他責の念などを克服することはとても難しい・・。「普通の人々」というタイトルが、「このようなことはどの家族にも起こり得る、こうなり得る」というメッセージのように感じまし…

「東京ラプソディ」

「東京ラプソディ」を見ました。 流行歌「東京ラプソディ」の大ヒットを受けて作られた映画なのでしょう。藤山一郎が主演しています。 ストーリーは他愛もない恋愛ものですが、若い頃の藤山一郎が見られるのと、昭和11年当時の東京の様子が見られるのが貴重…

「愛と追憶の日々」

「愛と追憶の日々」を見ました。1984年のアカデミー作品賞受賞作です。 少し風変わりな母娘の、約30年間にわたる愛憎を描いた作品です。ジェームズ・L・ブルックス監督が、淡々と、そして美しい音楽とともに爽やかな空気感で描いているのですが・・。 この映…

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を見てきました。 マルチバースものの不条理な展開と、これ以上ない程のしょーもないセンス、ガクッと来るようなくだらなさが面白かったです。 この映画のテーマは、人生の選択を誤り続けたと後悔し…

「無法松の一生」(三船敏郎版)

午前十時の映画祭で三船敏郎主演の「無法松の一生」を見てきました。 私はこの映画を高校生の頃にレンタルビデオで見て感動し、映画だけでは飽き足らず、岩下俊作の原作「富島松五郎伝」も読みました。思い出の作品です。 今回、4Kデジタルリマスター版が映…

「無法松の一生」(阪東妻三郎版)

午前十時の映画祭で「無法松の一生」を見ました。 前にDVDで見たことがありましたが、折角映画館で上映されるというので再見してきました。 「日本にはこんな時代もあったんだな」と思いながら見ました。映像が修復されたこともあってか、明治の九州小倉の人…

「『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」

子供たちにせがまれて「『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」を見てきました。 原作の漫画を何度も繰り返し読んでいたので新鮮味は感じませんでしたが、迫力のある映像に引き込まれました。 filmarks.com ランキング参加中 映画 ランキング参加中 マ…

「RRR」

「RRR」を見てきました。超面白かったです。3時間と長尺な映画ですが時間があっという間に過ぎました。ド派手で大袈裟な演出がいいですね。 ダンスもカッコ良かったです。 男二人の踊りは「雨に唄えば」のようだし、集団で競い合うように踊るのは「略奪され…

よく行くTSUTAYAがレンタル事業を終了しました

よく行くTSUTAYAがレンタル事業を終了するということで、レンタル品だったCD/DVDのセールを行っていました。 店内は大変な賑わいで、沢山の人たちがカゴ一杯に数十枚のCD/DVDを詰めて買っていました。 2月上旬からセールが行われていたらしく、黒澤明や小津…

「キャバレー」

午前十時の映画祭で「キャバレー」を見てきました。 ライザ・ミネリの主演作を見るのはこれが初めてです。美人ではないし、特にこの映画ではどぎつい化粧の下品な役柄を演じていて決して好印象ではないのですが、その存在感や才能の豊かさに魅了されました。…

「すずめの戸締まり」

家族で「すずめの戸締まり」を見てきました。 楽しかったです。思春期の少女が困難に立ち向かいながら成長していく物語は鉄板ですね。涙腺が緩みます。「これはアクション映画?」と思うような、スピード感と映像の迫力も良かったです。 ただしストーリーと…

「アパートの鍵貸します」

ビリー・ワイルダー監督の「アパートの鍵貸します」を見ました。20年ほど前に一度見て今回が二度目です。 主演はジャック・レモンとシャーリー・マクレーンです。 ニューヨークの大企業を舞台に、会社の上役に取り入るため、アパートの自室を浮気の密会場所…

「赤い影」

何が何だか全然分かりませんでした ちなみに、この映画はイギリスで非常に評価が高く、英国映画業界人が選ぶイギリス映画ベスト100で1位に選ばれたそうです。 私はホラーやオカルト映画好きのつもりでいましたが、ストーリーの整合性とかを理屈で考えてしま…

「パラサイト 半地下の家族」

「パラサイト 半地下の家族」を見ました。面白くて飽きないのですが、最初から最後まで日本のシュールな漫画を読んでいるような既視感。「原作は日本の漫画か?」と思うような、ベタというか、どこかありふれた感じのする話だなと思いました。「半地下」は韓…

「支那の夜より 蘇州夜曲」

李香蘭が歌う「蘇州夜曲」が聞きたくて、「支那の夜より 蘇州夜曲」を見ました。1940年の「支那の夜」を戦後に再編集した映画です。配役も「李香蘭」ではなく「山口淑子」となっていました。ストーリーは簡単なもので、日中戦争の最中の上海を舞台に、日本軍…

「若い人」

市川崑監督の「若い人」を見ました。原作は石坂洋次郎の戦前の小説です。私も学生の頃に読みましたが、文庫で上下巻2冊の分厚い小説で、当時の時代背景があるのでしょうが、資本主義vs社会主義といった政治論争にページの大半が費やされており、とても読むの…

「熱いトタン屋根の猫」

「明日に向って撃て!」と一緒に、「熱いトタン屋根の猫」も見てきました。こちらは初見です。以下、ネタバレ沢山ありです。ポール・ニューマン演じる主人公は、仕事を辞めて酒浸りの毎日をおくっており、エリザベス・テイラー演じる妻に対しては極めて冷淡…

「明日に向って撃て!」

ポール・ニューマンの主演作がリバイバル上映されていたので、千葉ニュータウンのイオンシネマで「明日に向って撃て!」と「熱いトタン屋根の猫」を見てきました。「明日に向って撃て!」は再見です。おそらく30年ぶりぐらいだと思います。大好きな映画で、…

「レイジング・ブル」

午前10時の映画祭でロバート・デ・ニーロ主演の「レイジング・ブル」を見てきました。白黒の映像が綺麗でした。特にタイトルシーケンスの、ガウンを着たデ・ニーロがリング上でシャドウボクシングをする姿は神懸かっていてカッコ良かった・・映画本編につい…

「エデンの東」

午前十時の映画祭で「エデンの東」を見ました。中2の頃にビデオで見て、今回は34年ぶりの再見です。内容はほとんど忘れていました。若者の苦悩を描いた素晴らしい青春映画ですね。感動しました。ジェームズ・ディーンの演技も音楽も本当に良かったです。film…

「理由なき反抗」

午前十時の映画祭で「理由なき反抗」を見ました。ハイスクールに転入してきた少年が主人公。彼は両親や祖母の関係の歪みを敏感に感じ取り、大人たちに対する期待と現実の乖離に堪らない不満を感じています。また、大人たちに自分を理解して欲しい、受け入れ…

「巴里の屋根の下」「ル・ミリオン」「自由を我等に」

池袋の新文芸坐でルネ・クレール監督の映画を見てきました。「巴里の屋根の下」「ル・ミリオン」「自由を我等に」の3本です。「巴里の屋根の下」は、登場人物たちの恋愛劇を中心に、戦前のパリで暮らす人々の姿が生き生きと描かれています。主題歌も良かった…

「U・ボート ディレクターズ・カット」

「U・ボート ディレクターズ・カット」を見ました。第二次世界大戦で「U・ボート」と呼ばれたドイツの潜水艦。戦況が悪化する中で、U・ボートの艦長や乗組員たちが置かれた極限の状況が描かれています。面白かったです。ドイツ軍を主役にこのような映画が作…